ズバリ! セクション区切りを使いましょう!
Wordを始めるとき、一番最初にやるべきことはページ設定です。
Wordの「ページ設定とは、主に「サイズ」「余白」「印刷の向き」「文字列の方向」を設定することです。
この表現だけではわかりにくいので具体的に書くと・・・
- サイズ・・・用紙の大きさ
- 余白・・・直接入力ができない周りの領域
- 印刷の向き・・・用紙を縦に使うか、横に使うか
- 文字列の方向・・・横書きか縦書きか
などを決めて設定することを、ページ設定と言います。
もちろん、もっと細かな設定もすることができますが、基本的なページ設定は上の4つになります。
そして、このページ設定は基本的にはWord文書全体に関わってきます。
でも、同じ文書内でページごとに別のページ設定したい時ってどうすればいいのでしょうか?
たとえば・・・
- 1ページ目のサイズはA4横書き
- 2ページ目はB5横書き
- 3ページ目はA4縦書き
- 4ページ目はB5縦書き・・・みたいな感じで♪
それは、ズバリ!『セクション区切り』を使います!
これを使うことによって、ページごとやセクションごとに違う設定を施すことができるようになります。
そのために必要な神技が『セクション区切り』なんです♪
『セクション区切り』を使って通し番号ではないページ番号を振る!
今回は、『セクション区切り』を使って、通り一遍ではないページ番号を振ってみましょう。
今回使うWord文書は、2ページあります。
このWord文書の
- 1ページ目のページ番号を「1ページ」
- 2ページ目のページ番号を「5ページ」
まずは通常のページ番号を挿入
- 【挿入】タブの【ヘッダー/フッター】グループの【ページ番号】ボタンをクリックします。
- すると、ページ番号を振る場所を選択するメニューが表示されます。今回は、ページ下部の中央に挿入します。
操作はこれだけ!
ページ番号が振られていることを確認してみてください。
この操作が終わると、自動的にヘッダー・フッターエリアの設定が可能になり、【ヘッダー/フッターツール デザイン】タブが表示されています。
これを閉じるには、このタブ右端の【ヘッダーとフッターを閉じる】ボタンをクリックします。
『セクション区切り』の挿入
- 1ページ目のページ設定を基本の設定と考えて、別のページ設定を施したい1行目の先頭にカーソルを表示
- 【レイアウト】タブの【ページ設定】グループの【区切り】ボタンをクリック
- 【現在の位置から開始】をクリック
これで、『セクション区切り』の挿入完了。
今回は2ページ目の先頭にセクション区切りを挿入したので、1ページ目と2ページ目にそれぞれ違うページ設定をほどこすことができるようになりました。
この時、【ホーム】タブの【段落】グループの【編集記号の表示/非表示】ボタンをクリックしてオンにすると、1ページ目の最後に『セクション区切り』が入っていることが確認できるようになります。
2ページ目のページ番号が「5」になるように設定
- 2ページ目のどこかをクリックしてカーソルを2ページ目に表示しておきます。
- 【挿入】タブの【ヘッダー/フッター】グループの【ページ番号】ボタンをクリックします。
- 表示されたメニューの中の【ページ番号の書式設定】をクリックします。
- すると、【ページ番号の書式】ダイアログボックスが表示され、下の方の【開始番号】を選択し、「5」に設定します。
- 【OK】ボタンをクリックしておしまいです。
お察しのように、この神技を使えば、
- Word文書の1ページである目次ページにはページ番号を振らない
- Word文書の2ページ以降の内容ページからページ番号を振る
ということももちろん可能です。是非トライしてみてくださいね♪